ROYがオススメする屋根の通気工法
屋根を二重構造にする事で、下地の湿気を防ぎ、夏や冬の室内と室外の温度差による結露も防ぎます。
瓦の葺き替え工程
1.既存瓦の撤去
こちらの建物は既存の防水が防水シートではなく「とんとん葺き」(土居葺、木羽板葺き)といい、 厚さ数ミリに手で割った針葉樹の木材(木羽板)が使用されていました。 高価なため現在ではほとんどの屋根で防水シートが使用されています。
2.野地板の上に垂木(屋根の骨組み)を打ち付ける
既存の野地板の上に垂木を打ち付けます。この垂木が新設の野地板との間にスペースを開け通気を確保します。
3.垂木に新規の野地板を貼る
垂木に新しい野地板を打ち付けます。垂木の厚み分野地板の下に通気スペースが出来ます。
4.野地板に防水シートを貼る
屋根の下側から順に重ね代を取りながら防水シート(ルーフィング)を貼っていく。 重ね代をつけて防水シートを貼る事で雨水の侵入を防ぎます。
5.防水シートの上にガルバニウムを貼る
屋根の下側から順にガルバリウムの板金を貼っていきます。 ガルバリウム板金は浸水を防ぐため、つなぎ目になる部分に折り返しやリブ(オウトツ)がありますが、 さらに二重三重にシーリングを施す事で強い屋根になります。
6.金物や端の処理を行って完工
屋根の状態によって、瓦だけ直す場合、防水シートと瓦を直す場合など 工事の規模が変わります。